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シーリングの色選び
2024.08.23
ペイントコラム
今日はシーリングの色選びに関してのお話です。
まず初めにシーリングの施工に関しては2つの施工方法と2つの順序があります。
施工方法 ※詳細はこちらの記事へ | 施工順序 |
打替え 既存シールを撤去し新たにシーリング材を施工 | 先打ち 塗装前に施工 |
増し打ち 既存シールの上に新たにシーリング材を載せる | 後打ち 塗装後に施工 |
後打ちと先打ちのメリットデメリットは以下の通りです。
メリット | デメリット | |
先打ち (塗装の前に施工) | 塗装が上に乗るので風雨や紫外線などの劣化因子からシーリングを守れる | 上に塗った塗膜がひび割れる可能性がある(やわらかいシーリング材の上に固い塗膜が乗っかるので。) |
後打ち (塗装の後に施工) | 上に塗膜が乗らないので塗膜のひび割れを心配する必要がない | シーリングがむき出しになるので、経年劣化(チョーキングやひび割れ)が先打ちと比べ起こりやすい |
弊社の場合は「先打ち」を推奨しています。後からシーリング材の上に塗った塗膜が少々ひび割れたとしても、「後打ち」のシーリング材全面むき出しの状態よりも長期的に見て長持ちすると考えるからです。シーリングの上の微細な塗膜のひび割れはそれ以外に大きく広がっていく事はほぼありません。あくまで塗膜だけのひび割れでありシーリング材そのものが割れるわけではありません。よって多少のリスクはありますが、それを上回るメリットがありますので「先打ち」を選定しております。
とはいえ弊社も何も対策をしないわけではありません。100%絶対に割れなくするお約束はできませんが、割れた場合に少しでも目立ちにくくなるようなひと工夫はできます。ここで今回のテーマである「シーリングの色選び」の話になります。
仕上げの表面塗膜が万一ひび割れても、その下のシーリング材がなるべく目立たないようにするために極力仕上げの塗料の色に近いものをその都度選定・発注しています。
色合わせの様子
写真だとわかりにくいですが、この例ではミストブルーかその左隣の色が近いですね!
こんな感じで色をその都度選定して発注します。
このような地味な工夫をいろいろとしておりますが、それもすべては塗装したお家ができるだけ長い間良い状態、きれいな状態を保ってもらいたい!ご家族皆様が安心して住めるお手伝いをしたいという思いからです。