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サイディングの劣化症状
2024.09.03
外装劣化診断
本日の劣化診断の状況です。
赤丸部分はサイディングがひび割れている部分です。
全てサイディングの板間目地のすぐ脇の抑え釘の頭から発生しています。
釘打ちサイディングの場合、このような場所にひび割れが発生しやすいです。特に釘がサイディングの目地に近い場合はより割れやすくなります。釘はサイディングの合わさり目を除いた厚い部分(本体部分)から20~35㎜程度離して止めなければなりませんが、完全に守られてない場合が多々あります。
このような場合、板の別の場所に再度釘を止め直して、ひび割れをパテなどで補修します。
次はこれ。板間目地シーリング材の劣化の状況。
目地部のシーリング材が真ん中からひび割れています。単純に経年劣化かもしれませんが、他の部分のシーリング材も全体的に状況が悪いので、何らかの人為手な要因があるのではと思われます。
考えられる人為的原因として、シーリング材の硬化不良、板間目地そのものの深さ不足、シーリング材の施工厚み不足、三面接着(詳しくはまた後日!)などが考えられますが、触ったところ(ちょっとあやしいですが)硬化不良ではなさそうでした。
いずれにしてもこのような場合はしっかりたっぷりとシーリング材の打替えをいたします。
※ただし、目地そのものの深さがない場合などはシーリングを厚く施工できない場合があります。